エッセイ・一般書
上方落語家名鑑
ぷらす 上方噺
天満天神繁昌亭+(社)上方落語家協会(編)/やまだりよこ(著)
上方落語家198人!
上方落語噺厳選180本!
鶴瓶が桂春団治に聞く「上方落語とともに60年…」
- ■体裁:A5判・並製本・208頁
- ■定価:1,800円(本体1,714円+税)
- ■ISBN 4883383512
本書は、上方落語家198人、上方寄席囃子三味線方14人、上方落語家物故者23人を名鑑で紹介し、また上方落語の中から代表的な噺を180本紹介しています。
名鑑は、著者のやまだりよこさんが、約200名の噺家さんを精力的に取材しまとめたものです。
他に特別企画として、笑福亭鶴瓶、三代目桂春団治師匠に聞く「上方落語とともに60年…」も掲載しております。これは、芸能生活60年を迎えた三代目桂春団治師匠が歩んできた落語家人生と上方落語の戦後60年の歴史を透かしてみようという企画。聞き手の名手・鶴瓶さんが、上方の噺家がわずか数人だった苦難の時代、六代目笑福亭松鶴との思い出、昔の笑いと今の笑い、色、酒、そして芸を聞き出しています。
最後に、「上方落語三百年略史」と「上方落語家系図」も掲載しております。
落語ファンならもちろんのこと、上方落語のビギナーもぜひ、手元に1冊持っておきたい本です。
「上方落語家名鑑 ぷらす 上方噺」刊行に寄せて
上方落語、新たなる船出のとき
社団法人 上方落語協会
会長 桂 三枝 氏
伝統芸能の宿命として、常に新しい時代との戦いがあります。新しい時代はそれまでの常識や秩序、生活習慣を変えていきます。その中で落語家誕生以来300年の伝統を守るのは並大抵のことではありません。
新しい時代の波は何度も押し寄せました。明治維新、太平洋戦争の戦後、ラジオ・テレビ放送の開始……。しかし時代の大きな変化の中でも、落語家は常に大衆と向き合ってなんとか生き延びてきました。
他の伝統芸能と違って、落語は昔のまま芸の形を受け継ぐだけではありません。その時代の大衆に変幻自在に合わせられるから受け入れられてきました。かといって時代を見据えながら残さなければならない形もあります。それが強いところでもあり、また弱いところでもあります。
時代の変化にも負けずにしっかりと守り抜く芸人と、新しい時代に対応できる芸人がいないと落語は生き残れないからです。幸い、上方落語では脈々とその両輪がうまく回って、時代のデコボコの道をなんとか走り抜けてまいりました。
そして今、師匠方の念願だったに違いない落語の定席ができました。
運営を危ぶむ声を何度となく聞いております。
それは百も承知です。
しかしどんな荒海を越えて行くにも、船が無ければ、その場に立ちつくすだけなのです。
我々は、なんとか皆さまのご厚志で作っていただいた船に乗りました。
どんな海が待っているかわかりません。心配してもきりがありません。
後悔先に立たず。
いや、後悔よりも航海です。
いつか、穏やかな広い海に出られるかも知れません。
乗組員?一同、頑張ります。
どうか、順風満帆に行くように、ご支援いただきますようお願いいたします。
それでは、上方落語船の乗組員である上方落語家の顔と名前をご紹介いたしますので、どうかいついつまでも変わらぬごひいきを賜りますよう、切にお願い申し上げます
目次
まえがき
「上方落語家名鑑 ぷらす 上方噺」刊行に寄せて 上方落語、新たなる船出のとき/社団法人 上方落語協会会長 桂 三枝
第1章
上方落語家名鑑
桂米朝一門/桂春団治一門/笑福亭一門/桂文枝一門/露の一門/林家一門/
月亭一門/森乃一門/上方寄席囃子三味線方/物故者名鑑
第2章
上方噺 厳選180本
特別企画
笑福亭鶴瓶、三代目桂春団治師匠に聞く
上方落語とともに六十年……
年表
上方落語三百年略史
あとがき
天満天神繁昌亭 席亭 岩本靖夫
取材・執筆を終えて/やまだりよこ
参考文献
名鑑掲載者―五十音順索引
著者略歴
天満天神繁昌亭
戦後、落語専門の定席(毎日公演する小屋)がなかった関西に60年ぶりに誕生した定席。平成18(2006)年9月15日こけら落とし。
大阪市北区天神橋2丁目1‐34 電話06‐6352‐4874
http://www.hanjotei.jp/
社団法人上方落語協会
上方(関西)の落語を盛り立てるために、昭和32(1957)年に、落語家18名によって結成された。平成16(2004)年、法人化され、社団法人上方落語協会となった。平成18(2006)年8月1日現在、会員数は、196名(落語家185名、三味線11名)、会長 桂 三枝。
http://www.kamigatarakugo.jp/
やまだ りよこ
演芸ジャーナリスト。神戸市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。日本経済新聞や雑誌「上方芸能」などで演芸評や記事を執筆。知れば知るほど奥深い落語に魅せられ寄席に通い続ける。メールマガジン『週刊落maga』編集発行人。
















