堺屋太一シリーズのご案内

堺屋太一の青春と70年万博

写真提供:独立行政法人日本万国博覧会記念機構

堺屋太一の青春と70年万博

  • *三田誠広 著【公式サイト】
  • *体裁:四六判 上本 234頁
  • *定価:1,429円+税
  • *ISBN 9784883384211
  • *発売日:2009年 03月 24日発売
  • ベストセラー作家・イベントプロデューサー・経企庁長官をなぜひとりの男が演じられるのか。
  • ・団塊の世代の名付け親と、団塊の世代の著者が運命的に出会い取材がスタート
  • ・1977年芥川賞受賞・三田誠広と堺屋太一は、同じ町内で生まれていた。
  • ・のべ40時間の取材と膨大な資料を駆使
  • ・万国史上最大の観客動員の秘密がいま明らかに
この本のご購入はこちら

書籍の説明

日本を熱狂の渦に巻き込み万博史上最大の入場者数を記録した「70年万博」。 これに情熱を傾け、成功に導いた堺屋太一の半生を描く。

開催から40年を迎えようとしている70年万博。驚くことに半年間の会期で6421万8770人が会場を訪れました。
なんと日本の人口の半分以上が足を運んだ計算になります。万博の長い歴史の中でも、この記録が破られることはありませんでした。 なぜここまで人を熱くさせたのでしょう? 
高度経済成長の熱気が、多くの人々の足を会場へと向かわせたのかもしれませんが、万博自体に計り知れない魅力があったに違いありません。

月の石や太陽の塔はもちろんですが、多くのパビリオンの設計やデザイン、ライブイベントに参加された建築家やデザイナーが半端ではなかったのです。
岡本太郎、丹下健三、菊竹清訓、黒川紀章、磯崎新、横尾忠則、コシノジュンコ、石井幹子、アンディー・ウォーホール、マレーネ・デートリッヒ、サミー・デービス・ジュニア、セルジオ・メンデス。数え上げたらきりがありません。おそらく観客の熱気とクリエイターたちの情熱こそが、万博を空前絶後の規模に押し上げたに違いありません。
また70年万博はそれだけで完結したわけではありませんでした。その後の日本社会に多大なる影響を与えました。建築の世界では、ここから巣立っていった建築家たちにより、日本中にメタボリズムの大流行をもたらし、音楽の世界では、70年万博に触発され、テクノブームの火付け役となったY.M.O.が誕生したと言われています。

この日本中を巻き込んだお化けイベントは、実はたった一人の元通産官僚のばかばかしい夢からスタートしたことを知っていらっしゃいますでしょうか?
その元通産官僚こそがあの堺屋太一さんなんです。彼は担当業務以外にもかかわらず、万博に熱中するあまり、上司から退職の勧告をされたのですが、その夢を捨てることはありませんでした。
堺屋太一さんはなぜそこまでして70年万博の実現に向けて、たった一人で立ち向かったのか? このたび芥川賞作家の三田誠広さんが、足掛け3年に及ぶ長時間の取材を敢行し、堺屋太一さんの半生を書き下ろしてくださいました。 もちろん万博だけではありません。200万部を超えるヒットとなった「油断!」や「団塊の世代」がどのように誕生したのか、歴史から学び未来を予測する視点はどのように養われたのか、また彼の半生から生きていく術を見つけることができるはずです。

著者略歴

三田誠広(みた まさひろ)

三田誠広

1948年、堺屋太一と同じ大阪・中央区岡山町に生まれる。早稲田大学文学部卒。 1977年「僕って何」で芥川賞。70年安保の学生の苦闘と団塊の世代の時代感覚を活写して高い評価を受ける。 作品はほかに「いちご同盟」「団塊老人」など。日本文藝家協会副理事長。日本文藝著作権センター理事長。日本点字図書館理事。

主要作品/「僕って何」「日常」「命」「デイドリーム・ビリーバー」「いちご同盟」「地に火を放つ者」「鹿の王」「炎の女帝/持統天皇」「角王」「釈迦と維摩」「桓武天皇/平安の覇王」「犬との別れ」「空海」「永遠の放課後」「ダ・ヴィンチの謎ニュートンの奇跡」「日蓮」

三田誠広 公式サイト

目次

  • 1. プロローグ なぜ堺屋太一を書くのか
  • 2. 第一章 堺屋太一の先祖は堺屋太一だった
  • 3. 第二章 運命を左右するドイツ人女性との出会い
  • 4. 第三章 なぜ通産省を選んだのか
  • 5. 第四章 70年万博開催はまず馬の糞探しから
  • 6. 第五章 400万円の投資が70年万博を生んだ
  • 7. 第六章 6400万人の記憶
  • 8. 第七章 リアリズムが生んだ近未来予測小説
  • 9. 第八章 謎を生んだ匿名作家 200万部の大ヒット
  • 10. 第九章 「この塊は何だ?」がベストセラーに
  • 11. 第十章 先送りされた『団塊の世代』の未来予測
  • 12. 第十一章 幼き夢に生きる